わかっていることを書きだそう。

現状を知るということは非常に大切なことです。
これからの未来を想像し、現実として創造していく上では、どんな状態にしたいのかを目にする前に、今の現状から目を背けずに、自分自身の考えを、しっかりと把握することが大事です。
その為には、どんな些細なことでも、現状を紙に書き出してみることです。
そして、それについて、どう思うのか、どう感じるのか、どんな風にこれから変えていきたいのかを考えていくのは、とても大切です。

脳内で処理するには限界がある。

人というのは、事実で起こっていること以外にも、脳内で現状を処理してしまう生き物です。
例えば、実際に起こっていることに対して、その出来事が自分にとって不利益になってしまう場合、脳内では出来るだけ自分を傷つけないようにと、事実とは異なった解釈をしてしまうことがありますが、そうしてしまうと、後々大変問題が起こります。

それはあくまでも、現実の世界で起こっていることではなく、あくまでも脳内で起こっている出来事だからです。
自分の脳内で起こっている出来事を他人に伝えてしまったら、他人はあくまでも現実で起こっている出来事を解釈するしかありません。
自分自身の脳内のことは、可視化することも出来ないので、脳内でどのような処理が行われているのかを理解して貰うことは不可能です。
例えそれが、自分の中での物凄く不安になる出来事で、自分を思いっきり傷つけてしまうような出来事だったからこそ、事実とは異なる解釈を脳内で行ってしまっていたとしてもです。
その為、まずは主観的に現実に起こっていることを捉えられるように紙に書き出してみましょう。
今わかっていることだけでいいです。
とにかく箇条書きでもいいし、文字がばらばらになってしまっていても問題はありません。

間違っているということも、それがわかることが大事

勉強でも同じことが言えます。
過去の経験から、今提出されている問題を解こうとしても、もしも問題を解く為の情報を持っていない場合は、今持っている情報のみで解こうとしてしまいます。正解とは違った答えが出てしまうかもしれません。

しかし、新しい情報を得る為には、まずは間違えてみることも必要です。
間違ってしまうことが恥ずかしいと思ってしまうと、正しい答えが導き出されなくなる可能性があります。
今まではこのような問題から言うと、こういった結論が出てくるといった思い込みを自分が持っているということを知るきっかけにもなります。

とにかく、書き出してみましょう。
今ある現状をしっかりと把握しましょう。

そして、それをとりあえず、主観的に眺めてみましょう。
出来るだけ自分の感情を拭い去った状態でです。
そして、そこから自分は何を導き出したいのかを考えてみましょう。
メンタル的な問題や、実際に起こっている問題なのであれば、ここからどのように変えていきたいのかを考えてみましょう。
勉強などで出される問題なのであれば、答えは一つです。
「正しい答えを導き出す」ことが目標です。
とにかく、導き出したい結論は「良い方向」です。

最良の答えを導き出すためには

正しい答えを導きだすのにはどんな方法が良いのか、今ある情報だけで足りない場合は新しい情報を集めましょう。
インターネットを使ってみたり、教科書を眺めてみたり、或いは教師や友達に聞くのも良いでしょう。
より良い答えを導き出せる情報が集まったら、実際に今紙に書かれている事実からどのように紐解いていけば良い状態に持っていけるのかを考えていきましょう。
答えは既に出ています。
それは、答えということも大事ですが、答えまで導く為のやり方であり、考え方です。

場合によっては卓上では結論に結び付かないばありもあり、議論が必要になることもあるかもしれません。
運動などによって変わってくるかもしれません。
または、導き出す為の方程式は、行動することにって、良い答えに近づいていくといった方法かもしれません。
今の現状を把握することが出来たら、あとは「納得のできる答え」に向かって進んでいきましょう。

使い方によっては毒にもなる

情報化社会と言われている程に、情報は沢山あります。
中には間違った情報や不利益になるような情報もあるかもしれません。
しかし、どんな情報も使い方によっては良い方向にも、悪い方向にも持って行けます。

まずは、事実を知り、そして「より良い答え」に向かえって行けるように得た情報を使いましょう。

情報は、毒も使いようによっては薬になります。
使い方を間違えないようにするには、まずは現状を正しく理解することです。
自分の先入観や思い込みを一度外してみる必要があります。
その為にもまずは、紙に書き出してみましょう。
心の中で現状を理解しようとすると、心の中で書き換えられてしまうことがあります。
人は感情を持っているからです。
傷つきたくない、という感情は、時に事実を捻じ曲げてしまうことがあります。
感情に振り回されることなく、まずは主観的に物事を把握してみることが大事だと思います

物事を書き出してみる、並べてみるというやり方は、TOCfEでは、「ブランチ」または「ロジック・ブランチ」というツールがあります。
やり方も、少しずつ紹介していこうと思います。

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