ブランチとは
自分自身の思い込みを再認識し、シンプルに考える為の方法で、子供達と一緒になって、なにか考える事ができる、ロジカルシンキング、クリティカルシンキングのようなものです。
例えば、自分の子供達が、親の言いつけを守らず「宿題をせず、ゲームばかりしてしまったこと」に対して、親の心配する気持や、今後どうすれば良いか?を一緒に考えて、満足出来る関係性になることができます。
ついつい頭ごなしに子供を怒ってしまって親の言うことばかり聞く子供に育てるのではなく、子供の考える力を伸ばして一生懸命考えられるように手助けしてあげるために、ツールになっています。
どんな方にお勧めか?
- ゴチャゴチャは嫌いだ、シンプルに考えたいという方
- 物事を論理的に考える力を身に付けたい/向上させたい方
- 物事をわかりやすく整理する力を身に付けたい/向上させたい方
- 失敗から学ぶ力を身に付けたい/向上させたい方
- 一般的な前提を変えるような革新的な発想力を鍛えたい方
考えるための具体的な手順
- 重要な出来事を付箋に書く
- 矢印でつなぐ
- 読んで見る
- チェックする
- 読んで見る
1.重要な事象を付箋に書く
まず、「話し合いたいテーマ」に添って、自分が重要だと思う事象(物事)を付箋に書き出します。
何となく重要なのは
・できるだけ完結に「一文で書く」こと
・事実(本当にあったこと、書いていること)と推測(自分が思っていること)は区別しておく」こと。
・「5~10個位書き出したら次のスッテプに進むこと」
です。
そうでないと、あとで考える時に、複数の事象が入っていると、やりにくくなります。
あとは、ここで書き出し忘れてても、足りないとおもったら、以降のステップで追加してください。
2.矢印でつなぐ
次のスッテプでは「1.」で洗いだした 事象を「原因と結果」という関係性 で、矢印で結んでいきます。
時系列ではなく、因果関係というのが、難しいかもしれません。
例えば、ももたろうの話をそのままいうと「おばあさんは川に洗濯に行く」から、「川上から桃が流れてくる。」になります。これは時系列です。
「おばあさんは川に洗濯に行く」から、「桃が流れてくるのを見つける。」というのは、因果関係です。
川に行かなければ、桃は見つかりませんよね。
3.読んで見る
ここまで来たら、出来れば実際に声に出して読んでみましょう。読んで見る事で、自分が作ったブランチの「おかしいところ」に気づく事ができるからです。
読む時は次のように読んでみましょう。
「もし【原因の事象】ならば、結果として【結果の事象】」 です。
4.チェックする
ブランチを作成したら、もう少しチェックしてみましょう。
チェックする時の方法としては 下記の CLR (Categories of Legitimate Reservation)というガイドラインを参考にします。
1.明瞭性
誰にでも分かるちゃんと表現かどうか?(主語・目的語・述語が入っているか?)
2.存在
書かれていることが本当かどうか(イメージできるか?大げさではないか?)
3.因果
原因と結果が、論理的にちゃんとつながっているかどうか?
4.十分性
他に原因はないか?
5.読んで見る
最後に、もう一度読んでみましょう。
おかしければ、前のステップに戻ります。
一旦、OKと思えたら、ブランチは完成です。
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