物事はシンプルである

TOC(制約理論)の4本柱のひとつで、元々は「Inherent Simplicity」と言われているらしい。

現実で起きていることを複雑だと決めつけないで、見方を変えてシンプルなはずだと考えることで、重要かつ誰も思いつかないような素晴らしい解決策が必ず見つかると言われてます。

複雑に考えるほうがかっこいい

大人になるにつれ、様々な経験をし、少しずつ物事を複雑に考える習慣が身についてしまうことが、ここで問題点だと思います。これまでの教育、環境によって、「常識」が形成されていきます。

アインシュタインの格言にもあります。

Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。

厄介なのは、複雑でなければ、結果が出ないと思い込んでしまうことです。
誰もが理解できるようなシンプルなやり方よりも、誰にも理解できない複雑なやり方の方が価値がある(それを理解しているオレかっこいい)と考えてしまうなのです。

でも、本当に価値があるのはシンプルな方法だと思います。
それは誰もが理解できるけど、行動に移す人が少ないのかもしれません。

例えば、ノーベル賞をもらうには、たった一つの論文で良くて、ただ、それを読んだ誰もが、
「あーっ、こんなことは誰でも分かっていたよ!」と叫ぶくらい、シンプルな内容でなければならないということです。
TOCを作ったゴールドラット博士も生前に言っていました。

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